ゴールデンウィークの話ですが、奈良に行ってきました。
今年、奈良に行くということは・・・
もちろん平城京跡で開催されている平城遷都1300年祭が目的。
大極殿前広場にて。会場内で平安時代の衣装を貸し出ししてくれて(1h/300円)、広場内を散策できます。
散策って言っても、特に何かあるわけではないのですが。
でも、コスプレ感覚で天平キャラになりきれて楽しかったです。
これは天平行列。奈良時代の豪族や村人などの衣装をまとった人たちがたくさんいました。せんとくんもどきも10人くらいいて、厳密にその時代を反映した行列ではない様子。仰々しいものではなく、地元の子どもたちや家族が寄り集まった、アットホームな催しものという感じでした。
こちらは朱雀門。私たちが訪れたゴールデンウィーク期間中は、朱雀門を出た辺りの広場に、奈良の名品・名店が出店を構えていて、すごく盛り上がっていました。ちょうどお昼だったので、奈良で有名な付け麺屋さん「無鉄砲無心」のラーメンを食べました。煮干だしががきいた豚骨スープが美味。
「平城遷都1300年祭」と謳っていたので、もっともっと大掛かりなものを想像していたけど、正直なところ全体的に物足りない気分。そのことを主人に言ったら、「まぁ、タダやしなぁ」と素っ気無い返事。わたしが期待に胸膨らませていた一方で、主人はなんとなくこの祭典の様子を想像していたのかな。
このイベント会場は、特に入場料は必要ありません。自由に出入りできます。スタッフさんたちは地元のボランティアっぽい人ばかりで、まだ1300年祭が始まったばかりだということもあってか、説明や案内がぎこちなかったです。
せっかくだから、入場料取らなきゃいけないくらいお金かけてイベント盛り上げていけばいいのに。
と思っちゃったりなんかして。
あと、大極殿や朱雀門は大きくて見応えがあったけど、真新しくて張りぼて感が否めなかったのも残念。1300年という歴史は醸し出されていなかったです。
でもタダなんで、家族で近くの公園に遠足に行くような気持ちで訪れると、これもなかなかいいなぁと思えるかもしれないな。自然に囲まれててのんびりした雰囲気なので、ゆっくりピクニック向き、と言うか。
そんな感じで3時間ほどでこの会場を後にし、次は奈良公園と東大寺に向かいました。
東大寺の盧舎那大仏。外見の大きさにもびっくりしましたが、いろんなものを、悩みや迷いや罪の意識を全部受け入れてくれるような奥深さに感銘を受けました。
(本物は違います!)
それから興福寺。国宝館には阿修羅像を始めとする八部衆や梵天、帝釈天などたくさんの国宝、重要文化財がずらりと並んでいて圧巻。
特に、ミーハーなわたしは阿修羅は絶対に見たい!と思っていたので、閉館時間ギリギリだったけど拝顔することができて嬉しかったです。阿修羅の三面は、いずれも凛々しくて美しい。加えて、興福寺の阿修羅は猛々しさも兼ね備えています。もっと線が細く華奢なイメージだったけど、間近で見るとすごく力強い。
初日はここまで。
もっといろいろ行くつもりだったけど、どこにいっても人だかりと行列で、予定していたよりも1ヶ所1ヶ所で時間を取られてしまい……。名残惜しいですが、翌日もまた来ることにして帰りました。
<続く>