六本木の交差点から少し入ったところにある 「六本木農園」 。契約農家から届く食材を使った、季節感溢れる料理をいただける農家レストランです。
近年、このようなレストランやマルシェが増えたおかげで、農業を営む人たち自身で自分達の野菜や肉、たまご、またその加工品をPR、販売できる機会が増え、同時に消費者である私たち自身も、直接生産者と対話することができ、より正しい食材情報を手に入れられるといういい環境が整いつつあるように思う。
たとえば、こちらのお店では、農家の方がレストラン内で自分が作っている食材について、客に説明したりチラシを配布することができる。また‘農業ライブ’として食事の時間を少し活用して映像を使った農場紹介なども行っている。
この日は、宮城県の養鶏場の方が自分で育てている鶏とたまごについていろいろとお話してくれました。
こちらの宮城の養鶏場で生産されているたまごは、6個で300円。一般的なスーパーで販売されているものの約3倍。値段だけ聞けば誰だって「高い!」と思うでしょうが、生産者の話を直に聞いてレストランで食べてみると、その値段には正当な理由があるんだと納得できるし、食べてみようかなとも思えてくる。全てのケースがそうとは限らないですが。
とまぁ食育的要素を持つ農家レストランですが、全然堅苦しくないし居心地のいい素敵な場所でしたよ。こむずかしいことは抜きにして、シンプルに「美味しい野菜食べたい」って気持ちも十分満たしてくれるいいレストランです。
今回は秋の味覚を堪能したので、次回はぜひ冬の食を満喫しにいきたいです。
<この日食べた料理/5800円のコース>
●ウェルカムベジタブル
野菜は、にんじん、大根、セロリ、キャベツ、トマピー、唐辛子みたいなパプリカ(名前忘れました)、ぼっちゃんかぼちゃ。新鮮野菜と一緒に、古代ひしおと胡麻の温製ディップ、自家製バジルのソースが付いてきました。野菜だけでも十分味が濃いけど、ディップやソースを付ければさらに美味しく、もりもり食べられます。
●三種のお惣菜
赤芯ほうれん草と菊花のくるみ豆腐酢和え、 蓮根のナンプラー炒め、さつま芋とりんごのポタージュ。そして、今日は特別に上に書いた養鶏場のたまごを使った燻製たまごも付いてきました。
●天然もずく"鍋
新潟の佐渡島でとれる天然もずくがたっぷり入ったお鍋。このもずくが面白くて、シャッキシャキなんです。すごくおいしかった!お魚も、新潟から届いたメバル。軽く炙ってあります。
●土鍋の栗の炊き込みごはんと味噌汁、おかず
つやつやのご飯に大きくてほくほくした栗。贅沢な土鍋ごはんです。お味噌汁は、沖縄県のアオサがたっぷり入っています。あとは、からしを練りこんだたくあん、ほたるいかの黒づくり、みやじ豚の角煮。
●デザート盛合せ
さつまいもと豆乳のムース、りんごだけで作ったさっぱりジェラート、洋梨。
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