奈良2日目。
最初に訪れたのは法隆寺。日本で最初に認定された世界遺産。すごい!
昨日はどこに行っても人だかりだったけど、今日は1300年祭の会場とはまた違うエリアなので混んでないだろう、と思っていましたが、やっぱりダダ混みでした。
金堂や夢殿(写真)を覗くのに100人近くの行列が。流れているのでそれほど待たずにはすみましたが。
人は多かったけど、ゆったりとして閑静な雰囲気が漂うお寺だな、と思いました。どらの優しい音が時々響いて、心地よかったです。
法隆寺を出たところにあったお店で、茶がゆをいただきました。茶粥だけでは絶対お腹が満たされないので、吉野葛も一緒に注文。ご馳走様です。
午後からは飛鳥まで移動。飛鳥は自転車で巡るのが定番になっているのか、駅前には何店舗かレンタサイクル屋さんがありました。
わたし達ももちろん自転車をレンタルしました。しかも、電動のやつ。ちょっと割高だったけど、起伏の激しい土地柄なので正解でした!
高松塚古墳、亀石、石舞台、鬼の雪隠、伝飛鳥板蓋宮跡、甘樫丘。3時間ほどかけて名所を見て回りました。写真は石舞台(の裏側)。さすがにここは混んでないだろう、と思っていたのに、入場ゲートでは行列ができていて驚きました。平城遷都1300年の節目に、日本中から観光客が押し寄せているよう!?
民家や小さなビル、車がちらほら見えますが、甘樫丘から見下ろす明日香村は、どこか懐かしい日本の原風景のよう。眺めていると、なんだか太古にタイムスリップしたような気分に・・・単なる妄想か。
2日目の奈良も満喫しきったところで、自転車を返す時間にもなったので帰ることに。吉野まで足を伸ばしたかったけど、それはまた次回のお楽しみにとっておきます。
実はわたしは、奈良に来たのは今回が初めて。京都の大学に通っていたのに一度も行かず、修学旅行でも行かなかった。学生時代の前半は近鉄京都線沿線に住んでたから、行こうと思えばすぐ行けたはずなのに。今思うと、もったいない! どうしても興戸駅や三山木駅より向こうに何かあるかもという期待が持てず・・・ずっと背中を向けたままでした。
奈良とか京都の素晴らしさって、年齢を重ねていくたびにしみじみと実感できるものなんだろうな。特に奈良は、京都と比べると見かけの派手さや華やかさに欠けるため、精神的な成長が遅かったわたしには、その魅力が理解できませんでした。
でも今は、長く歴史を積み重ねたものに対して興味がわき、感動し、日本が誇る素晴らしい歴史的財産に対面できることを喜べる自分がいる。わたしもいつのまにか大人になったものだなぁ。
それにしても、どこに言っても人・人・人で、人疲れしました。もっとゆったりと落ち着いて回れれば、より一層奈良の魅力を満喫できたのかもしれない、と思います。