焼き上がった生地にシロップをたっぷり染み込ませてデコレーションした、ケーキのようなデザートパン。とってもリッチでおいしいです。
名前の由来は、18世紀、フランスで政治家・法律家として活躍したブリア・サヴァラン。彼は美食家としても有名らしくで、いろいろな名言を残しているようです。例えば・・・
「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう」
とか
「禽獣はくらい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る」
とか。
ちゃんとした食事を与えられて育った子どもは、そうそう間違った道には進まない、というようなことを聞いたことがある。ちゃんとした食事とは、優れた栄養バランス、正しい食べ方やマナー、家族や仲間との心温まる楽しい時間、さらには準備や後片付けまで全部ひっくるめたもののこと。
たまにはマックでも行こうかなとか、カップラーメンが無性に食べたい、間食しちゃった、忙しくて食事できなかった・・・という日があっても、もちろんいいと思う。わたしもそうだし。でも、そういう食事が続くと、元気が出なくなったり、集中力がなくなったりする。なんかずっと同じ味で、見かけも味気なくて、すぐ飽きちゃうから、食べるとお腹はふくらむけど心が満たされない。
そういえば、結婚式前、2人でダイエットするために豆乳クッキーダイエットしたけど、食事時間が全然楽しくなくて、なんだかイライラして怒りっぽくなってしまってた。つまらないことでケンカもしちゃったし。。。
ダイエットには成功したけど、あんな食事もうしたくない、と思う。
食事の一番の目的は、きちんとした栄養を摂取し、丈夫で健康な身体を作ること。でも、それ以外に、季節に耳を傾けて旬の食材を知ったり、香りや歯ごたえを楽しんだり、彩りや盛り付けなどの見た目も楽しんだりして、感性を磨き、精神を豊かにする、という意味合いもあるはず。
サヴァランを目の前にして、そんな風にいろいろと考えてしまいました。
コメント