北新地にある「リストランテ トリトーネ」。日本で、世界で、ここにしかないパスタが楽しめるお店です。食仲間と久々に訪れ、トリトーネのパスタワールドを満喫してきました。
お出迎えは、安藤シェフお手製パスタのカーテン(笑) 来店のタイミングに合わせて熟成させた生地を手早く伸ばしてこんなに大きく! 生地からはすごくいい香りが!! 早くたべたい!!
こんなパスタ、初めて! 平たい麺の左右にひだが付いた、おもしろい形をしています。安藤シェフの新作パスタ、新作過ぎて実はまだ名前がありません。
おすすめはミートソースとのことで、早速オーダー。口の中で跳ねる!踊る! ソースがよく絡み、弾力があるので、「食べてる!」という感じが味わえるボリューム感あるパスタでした。
安藤シェフが作ったパスタの道具の数々。手前はスタンプと抜型、奥がガルガネッリです。こういう道具たちを、シェフはお店が終わったあとの深夜3時、4時からもくもくと作り始めるそうです。とことん職人なんですね!
エンジェル型のパスタ、フェリーチェ。フェリーチェは、幸せという意味です。エンジェルが幸せを運ぶパスタ。安藤シェフの完全オリジナルなので、イタリアに行っても食べられません。ソースは、エビとトマト。風味豊か!
今回は食べませんでしたが、以前食べたガルガネッリを紹介します。ガルガネッリ 鴨のソース。
続いて出てきたのは、波型パスタ、オンダ。波型の土台と、波型の麵棒も、もちろん安藤シェフの手作り。どうやってこんな道具を作るのか、興味津々!そして、タコとトマトのソースでいただいたオンダの美味しさにも驚き!
出ました、デフォルマータ! 奥にちらっと写っているのが、デフォルマータの機械です。原型はキタッラで、ピアノ線をランダムな太さに張ることで、様々な太さの麺を作ることができます。ソースは、トマトクリーム。
茹でる前のデフォルマータです。いろいろな太さの麺があるのがよくわかります。
ニョッキもいただきました。上がカボチャのニョッキ、下がイタリア産栗のニョッキ。素材の持ち味をいかした、柔らかくてとろけるニョッキでした。
煮込みパスタのフェーデラ。フェーデラは、枕カバーという意味で、その名の通り太くて短い筒型のパスタです。サッと下茹でしたあと、トマトとツナのソースで7~8分煮込んだパスタ。煮込んであるのに弾力はしっかり残っていて、しかも味がちゃんと染みこんでいて美味しかったです。
バターとチーズだけの、シンプルなマンマのパスタ。麺自体が美味しいので、素朴なソースでも飽きずに食べられます。
キタッラ1.2㎜! 初恋のレモンクリームソースは、さっぱりしていて香りがよくて、大好きな一皿です。
安藤シェフの手にかかると、キタッラもここまで細く! なんと0.5㎜、ゆで時間3秒!!
極細キタッラは、トマトとパプリカの冷製ソースでいただきました。あまりに細いキタッラ0.5㎜は温かいソースでは食べられません。キッチンからテーブルに運んでくるまでに伸びてしまうからだそうです。納得。
今回は、新作パスタを多くいただき、いつも以上に「美味しい!」と「おもしろい!」を堪能できました。まさに、パスタの博物館! 安藤シェフありがとうございました。また、食べに行きますね。