濃いピンク色の花はとても愛らしいのですが、なんとなくぼやけた印象を受けるので、
「どうせなら椿を植えればよかったのに」と母親に言ったんです。
そしたら、「椿は花ごとぽたっと散ってしまって首がもげたような印象を与えるから、あまり縁起がいいものじゃないのよ」とのこと。
ふーん。
真っ赤な花びらと艶やかな深い緑の葉のコントラストが美しいな、と思って見ていた椿だったけれど、そんな風な解釈の仕方もあるんですね。
「すぐに花びらが散り落ちるけど、木の根元いっぱいに花びらが落ちてピンク色に染まっているのも見応えあるでしょ」
と、山茶花の新しい楽しみ方も教えてくれました。
そういわれれば、そうかもしれないですね。